大切なペットが天命を迎えた際に、飼い主の多くが要望するのがお墓を立ててあげたいということです。これまでのペットが亡くなった場合は、お寺にもっていけば火葬をしてもらえます。しかし火葬をした後は遺灰を自分で持って行って土に還すか、お寺に依頼をして集団埋葬をしてもらうというのが過去の形です。しかし大切なペットは家族と一緒という概念が根付くことで、土に還すもしくは集団埋葬以外の新しい方法が定着しつつあります。
その新しい方法というのが、ペット専用のお墓を作ってしまうということです。ペットのお墓のニーズが高まることで、各地で専用の施設が誕生し埋葬ができるようになっています。埋葬するときには、日本のしきたり通りにお葬式と極楽浄土に行くためのお経も行ってくれます。そのほかに土地だけを購入して、DIYという形でお墓を手作りをする飼い主も増えています。
自前で作る場合には、最寄りの石材店に依頼をして供養のためのサイズの石材を購入するのです。適切なサイズの石材を購入したら、ホームセンターで販売されている研磨機やドリルなどを用いてオリジナルの墓を作ることで埋葬します。そのほかに遺灰にした後に、飼い主の間では半分はお墓の中に入れて残りは手持ちにしたいという要望も多いです。そこで遺灰を砂時計の入れ物に入れたり、１０００度を超える高温と圧力を加える専用の機器に入れてダイヤモンドにするなど様々な取り組みが始められています。